Home 🏠>📝

STORES Tech Conf 2025 参加レポート

Published

# はじめに

はじめまして、立命館大学情報理工学研究科修士2年のmercyです。

2025年11月26日に東京の浅草橋で開催された STORES Tech Conf 2025 に参加しました。

カンファレンスのテーマは "What Would You Do?" でした。

# 参加のきっかけ

STORESさんとは、自分が所属している学生団体watnowの活動を通じて関わりがありました。また、後輩の友達の内定先でもあり、団体内のSlackで募集のメッセージを見て応募しました。自分は就職活動を終えていて、学生でありながらSTORESさん側にあまりメリットがないかなと思い、団体内の1年生を何人か誘ってみましたが、平日に東京へ行くハードルはなかなか高く、他の部員の参加は難しかったです。

# 参加前に感じていたこと

STORESが展開している事業ドメインには興味がありました。副業でShopifyやAmazon、楽天といったECサイトで出品している事業者に対して延長保証を提供するSaaSを開発している会社で働いており、様々なECサイトを見ているうちに、ECサイトを作る技術にもいろいろあって面白いなと思っていました。また、自分はクレカオタクでもあるので、実店舗での決済端末を作っているGMOペパボさんや三井住友カードさん、楽天さん、STORESさんにも興味がありました。ただ率直に言うと、「Rubyを使っている会社か〜」と思っていました。正直、大多数の大学生はRubyに対して良いイメージを持っていない気がしています。語弊を恐れずに言うと「古っぽい」。これはあくまでも周りが言っているイメージの話で、国内で活発に活動が行われているRubyという言語とRuby on Railsに自分は少し興味があるのも事実でした。





# 実際に参加してみて

これまで、Findyさんが開催しているカンファレンスや、TS Kaigi、Go Conferenceなどに参加してきました。どのカンファレンスにも言えることは、面白いしテッキーだなぁと思うことです。しかしながら、あくまでもテックカンファレンスなので、皆さん趣味の領域や、会社でやっているかもしれないけどその詳細は出さずに技術の部分を紹介することが多く、実務とのつながりがなかなか掴みづらいなと思うことが多かったです。また、企業ブースを回ると特典をもらえるなどの施策で、多くの企業ブースを回ることになり、正直つらいなと思うこともありました。STORES Confでは実際に社内の問題を解決したようなセッションが多くとても楽しかったです。



正直、一番感銘を受けたのは笹田耕一さんの「なぜRubyをわざわざ作り直すのか」でした。Rubyを実際に作っている方の話はとても面白かったです。正直、話の半分くらいはわかりませんでしたが、わからないけどワクワクするなと久々に思えました。また、STORESの開発を直接しているわけではなく、STORESの開発に使われているRubyの開発を行っている方が、社内のカンファレンスで多くの時間を使って、STORESの機能や組織とは関係のないRubyの熱い話をしている。そのことに「STORESっていい会社だな」と感じました。「Rubyか〜」と思って行ったカンファレンスでRubyの話を聞いて感銘を受けるというのは、なかなか楽しい体験でした。



Closingとして「I Do」というセッションがありました。このセッションの資料は公開されないそうですが、自分が1年くらい前に心の中で思っていたことを思い出させてくれるセッションでした。自分の解釈では、このセッションは「生成AIによってエンジニアの楽しい仕事がなくなった、悲しい......どうやって生きていこう......」という内容でした。

確かに自分もそんなことを考えていたなと思いつつ。個人的には一番書けるのはGo言語ですが、インターンや業務委託ではTypeScriptやJavaを使うことが多く、辛さを感じることが多かったです。その辛さをClaude Opus 4.1あたりからは完全に解消してくれました。LLMが出た当初は「AIを脅すと精度が上がる」など、プログラミングとはかけ離れたプロンプトエンジニアリングで悲しくなった時期もありましたが、今は「いかにAIにコンテキストを渡すか」というゲームになっており、本質的な開発ができていると感じています。特に、自分のようなまだプログラミングを始めて5年ほどの身としては、AIのコードレビューは非常にありがたいです。レビュワーの指摘数も減り、双方にとって幸せな関係を築けている気がしています。ただ、STORES Confに来ていた学生の方に話を聞いてみると、「コードを書く仕事がどんどんなくなって悲しい」や「エンジニアとして就職することを考え直している」といった声が多く、AIと一緒にプロダクト開発を行う楽しさというのはあまり広まっていないのかなとも思いました。




# 最後に
STORES Confに行ってとても良かったです。関西からの参加の場合交通費と宿泊費として4万円をいただけるということで、参加した節もありましたが、このような機会をいただきありがとうございました。


mercy
QiitaNoteNote